幻獣の名を冠する古生物シリーズ2 マチカネワニ(1)
- 2015/12/28
- 21:02

年内最後の更新になるかも。 マチカネワニとは和名で、学名はトヨタマヒメイア・マチカネンシス( Toyotamaphimeia machikanensis )と言います。Wikipedia等に詳しく書いてあるので、ここで私がグダグダと書き連ねるのもなんですが、ザッと概要を書いてみたいと思います。マチカネワニの想像図。口先が細く魚がメインディッシュに見えますが、哺乳類も襲っていた可能性が指摘されています。 マチカネワニの化石MOUF00001は1964年...
今年イチバンの残念な事
- 2015/12/19
- 22:55
先日、月9を見ていた嫁さんから、「東京自然史博物館って知ってる?」と聞かれました。ん~?そんな所、あったっけ?と思っていると、石原さとみさんと山下智久さん主演のドラマに出ていたという事です。録画しているというので、見てみたところ、群馬県立自然史博物館でした。あそこもかなり恐竜の展示が充実しているし、綺麗な博物館ですので(しかも、自然史系博物館にしては珍しく、館内が明るい)撮影には良いところなんでし...
幻獣の名を冠する古生物シリーズ1 ベヘモトプス(2)_元ネタ
- 2015/12/17
- 10:55

ベヘモトプスの元ネタであるベヘモトについて解説してみます。 ベヘモト(behemoth、ベヒモス、ベヒーモスなどとも)は、旧約聖書に出てくる陸の巨大生物で、リヴァイアサンと対をなす存在とされます。元々はカバやサイなどの大型哺乳類をモデルとした存在と言われますが、中には恐竜が人間と一緒に生きていたと主張するトンデモ系の人が、ベヘモトのモデルは恐竜なんて事を言ってる人もいます。 ヨブ記によれば、「口の中にヨル...
幻獣の名を冠する古生物シリーズ1 ベヘモトプス(1)
- 2015/12/12
- 06:46

恐竜以外の動物の中にも想像上の怪物や神々の名前を持ったものがいます。その中で、今回は日本でも発見されているベヘモトプスについて紹介してみます。 ベヘモトプスは、旧約聖書に出てくる巨大な生物ベヘモトに因んで命名されました。ベヘモトはベヒーモス、バハムート等の読み方があり(バハムートはアラビア語読み)、FFでデカい肉食獣や竜として表現されていて、そっちの方がお馴染みかもしれません。 ベヘモトプスは束柱類...
行けなかった恐竜展
- 2015/12/07
- 23:12

過去に行けなかった恐竜展に、大阪で開催された『恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス~知られざる大陸ララミディアでの攻防~』があります。この先、日本でお目にかかる事ができるか怪しい標本が沢山展示された展示会でしたが、残念ながら行く事ができませんでした。そこで、開催から大分経っていますが、図録を購入しました。展示物を改めて見るにつけ、本当に行きたかったなぁ…と落ちる落ちる。巡回してくんないのかなぁ…以下、...
幻獣の名を冠する恐竜シリーズ19 サウロポセイドン(2)_元ネタ
- 2015/12/03
- 09:53

サウロポセイドンの元ネタについて。 サウロポセイドンは、ギリシャ神話の海の神、ポセイドンに因んで命名されましたが、これはポセイドンが海を支配するだけではなく、【地震】の神でもある事に由来しています。なので、サウロポセイドンは「爬虫類の地震の神」といった様な意味で、セイスモサウルスと大体同じ意味ですね。 ポセイドンは元々はペラスゴイ人に崇拝された大地を支配する神であった様で、海の女神アムピトリーテー...