恐竜・化石研究所感想_4
- 2016/04/28
- 23:04

第4研究室では、全身がまるごと残っている化石がテーマ。ドイツやレバノン、ブラジルなどの名だたる化石名産地から発見された美しい化石。ユーリフォリス_Eurypholis。お腹の中に別の小魚が入っているそうです。サソリ。エイの一種。スクレロリンクス_Sclerorhynchusイカ。デカい。ゲオテウリウス_Geotheulius giganteus。3Dで残された化石。ヤバい。クラドキクルス_Cladocyclus sp.胸ビレまで3Dの状態で残ってるなんて、恐ろしい...
恐竜・化石研究所感想_3
- 2016/04/25
- 23:30

第3研究室は、生痕化石がテーマ。えー、ウ〇コがメインです。ティラノサウルス( Tyrannnosaurus rex )のものとされる糞の化石、コプロライト。根拠としては、このコプロライトが発見された地層ではティラノサウルス以外の大型獣脚類が発見されていない事と、糞の中に砕かれた骨片が含まれている事。骨まで砕いて食べたと言われるティラノサウルスの糞である可能性が最も高いそうな。モササウルス類のものと考えられているコプロラ...
恐竜・化石研究所感想_2
- 2016/04/22
- 17:24

第2研究室は、化石からの復元がテーマ。グリプトドン( Glyptodon )の尻尾。改めて見ると、凄い装甲っぷりです。ちゃんとこの中に尾椎が入ってるんです。小ネタ的な化石が色々と。ティラノサウルスの脊椎は、内部のハチの巣の様な構造が良く分かります。他にも皮膚の印象化石やガストニアの装甲の輪切り等、面白い物がありました。意外なアンキオルニス( Anchiornis huxleyi )。アンキオルニスの標本は幾つか見た事ありますが、ど...
恐竜・化石研究所感想_1
- 2016/04/22
- 02:10

現在、名古屋市科学館で開催中の特別展、『恐竜・化石研究所』に行ってきました。平日、給料日前、横殴りの雨という環境か、かなり空いていて、じっくりと見学でき満足でした。まずはプロローグ。化石研究の意義とは?というテーマ。それは過去の地球を知る為。ナイティア( Knightia sp. )とシファクティヌス( Xiphactinus sp. )がお出迎え。化石は博物館に展示される様な状態では発見されない事を示す産状化石。エドモントサウルス...
科博リニューアル後
- 2016/04/20
- 22:28

恐竜博2016のついでに、ようやくリニューアル後の科博を見学できました。まずはティラノvsトリケラ。復元画では良く見る構図ですが、日本でこの対決が見られるのは、科博以外だと豊橋市自然史博物館くらいですかね。キチパチ_Citipati osmolskaeこれが見たかった。パキケファロサウルス_Pachycephalosaurus wyomingensis無理に化石っぽい色付けるより、白い骨っぽい感じの方が良いですね。移動したスタンと、3Dプリンターで復元さ...
お知らせの様なもの
- 2016/04/15
- 10:50
「超怖い話」等の扉絵を手掛けられておられるイラストレーター、近藤宗臣さん主催のアート展ダイナソーアートジャーニー 恐竜藝術紀行リンク⇒http://srkt74.blog130.fc2.com/blog-entry-325.htmlに出展させていただきます。詳細はリンク先にありますが、京都のぎゃらりーあーとぺーじ唯心さんで5月10日~22日までの開催です。沢山の方に見ていただければと思います。最近、ブログの更新頻度がダダ下がりしているのは、恥ずかし...
イギリス恐竜図鑑
- 2016/04/13
- 23:13

NHKで放送された「イギリス恐竜図鑑」、良かったですね。さすが、BBC。CGのクォリティーがハンパない。手足の指の表現がリアルで好きです。ここいら辺の表現力では日本のテレビでは敵わないとつくづく感じさせられます。2回目の放送でのダケントルルスのCG化が個人的に素晴らしかった。ミラガイアを参考にしたのか、結構首が長めでしたね。最後に出てきた未命名の原始的獣脚類は、ドラコラプトル( Dracoraptor hanigani )でし...
恐竜博2016 感想⑦
- 2016/04/03
- 19:13

恐竜博2016レポート最後です。エイプリルフールのネタにしても良かった位、ウソのような恐竜、クリンダドロメウス( Kulindadromeus zabaikalicus )。復元された全身骨格。姿はヒプシロフォドンと良く似てますね。一昔前のヒプシロフォドン科は現在では解体されてしまっており、この恐竜は系統的には新鳥脚類というザックリした位置にいるとか。近縁種は中国で発見されたヘキシンルサウルス( Hexinlusaurus multidens 元々はヤン...
宇宙的タコ
- 2016/04/01
- 23:02
アメリカはマサチューセッツ州で巨大なタコの印象化石が発見されたそうです。足までいれると約8mにも達したと言う巨大なタコだったそうです。化石の発見者であるオーガスト・ダレットさんは熱心なラヴクラフティアンの様で、「話は聞かせてもらった。このタコこそ、クトゥルー実在の証拠なんだよ!!人類は絶滅する!!」「なっ、何だってー!!」とか周囲に吹聴してしまう様なヤバい人の様です。タコの学名を「ネクロノミコン」に...