アロサウルス上科について(9)_カルカロドントサウルス科_カルカロドントサウルス
- 2016/10/26
- 07:47

大分、ご無沙汰しておりました。久しぶりに更新致します。今回はカルカロドントサウルスです。▼発見史 1924年、アルジェリアの大陸断層地下水層(Continental Interclaire)で2本の歯が発見され、1925年にフランス人古生物学者シャルル・ドペレ博士とJ.サヴォルニン博士によりメガロサウルス・サハリクス( Megalosaurus saharicus )と命名されました(後に同研究者達がドリプトサウルス属に変更している)。 1931年、ドイツの古...
お知らせの様なもの その3の3
- 2016/10/16
- 16:59

兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアターにて、「ドラゴンワールド」が10/16より開催です。リンク⇒http://blog.goo.ne.jp/sawsinplusb/e/2e26224cdf5dd025575f790612ef71bf私も参加させて頂いております。興味のおありの方は是非ご覧下さい。展示作品は、「竜王」ドラコレックスを魔法陣で召喚した風の物にしてみました。...
2周年です。
- 2016/10/14
- 02:27
なんと、2年も継続するとは思いませんでした。忘備録みたいなもののつもりで始めたブログですが、色んな文献やサイトを見て、大分勉強になったなと思います。いつのまにか、結構骨の名前なんかも憶えていましたし。色んな方からも暖かいコメントを頂いたり、絵の展示会に出展させてもらったり、色々と経験できました。まだまだ続けていこうと思いますので、宜しくお願いします。...
ティラノサウルス科_ナヌークサウルス
- 2016/10/09
- 07:01

『超肉食恐竜 T・rex EpisodeⅡ』でナヌークサウルスが来日した記念という事で、ナヌークサウルスについて記事を書いてみようと思います。 ナヌークサウルス・ホグランディ( Nanuqsaurus hoglundi )は、2006年にアメリカ合衆国アラスカ州ノースロープ郡のプリンス・クリーク層で採取された部分的な頭部の化石に基づき、2014年3月にペロー自然科学博物館のアンソニー・R・フィオリオ博士、ロナルド・S. Tykoski博士によって記載されたテ...
お知らせの様なもの その3の2
- 2016/10/07
- 08:20

主役のドラコレックス完成です。もう少しイジってから出展しようと思っています。⇒ドラゴンワールド開催要旨http://blog.goo.ne.jp/sawsinplusb/e/2e26224cdf5dd025575f790612ef71bfホーナー博士によると、ドラコレックスのトゲは、パキケファロサウルスのコブと同じ位置なんだとか。同種とされる根拠みたいですね。しかし、子供の頃の方が立派な角を持っていて、大人になると地味になっていく、って言うのは珍しい気がします。ツ...
2016年…恐ろしい子…
- 2016/10/03
- 04:59
2016年は色々な場所で恐竜展があったので、東奔西走していた訳ですが、今年は裏テーマがティラノサウルス類だったのかもしれない、と思える程、ティラノサウルス類の標本を見まくった1年になった(なりそう)様な気がします。個人的にちょっと面白そうなんで、まとめてみようと思います。1月:神流町恐竜センター ティラノサウルス(MOR555産状、AMNH5027頭骨)、タルボサウルス(全身骨格)2月:なし3月:科博「恐竜博2016」+常...
『超肉食恐竜 T・rex EpisodeⅡ』感想 その2
- 2016/10/03
- 03:39

一気に描くと冗長になってしまいますので、2回に分ける事にしました。さて、EpisodeⅠから追加になった標本が幾つかあります。まずはラプトレックス( Raptorex kriegsteini )。最初は白亜紀前期の地層から発見された化石ではないかとされ、ティラノサウルス類の進化の道筋を示す重要な標本とされたもの。その後の研究では、一緒に埋まっていた微細な化石の同定結果から白亜紀後期の化石であり、おそらくタルボサウルスの子供じゃ...
『超肉食恐竜 T・rex EpisodeⅡ』感想 その1
- 2016/10/03
- 03:10

10月1日~11月27日まで、群馬県立自然史博物館で『超肉食恐竜 T・rex EpisodeⅡ』が開催されております。ティラノサウルス科尽くしの展示会ですので、肉食恐竜が好きな方は必見ですよ!さて、かく言うワタクシもティラノサウルス科の肉食恐竜が大好きなので早速行ってきました(^◇^)まずはEpisodeⅠでも展示されていたタニコラグレウス( Tanycolagreus topwilsoni )。その時とは標本が変わっていました。最近の研究で最も原始的な...