「南アジアの恐竜時代」レポート(1)
- 2015/09/27
- 23:15
※2016.01.03に若干修正。
大分涼しくなってきて、過ごしやすくなりましたので、福井県立恐竜博物館で開催中の特別展「南アジアの恐竜時代」を見に行ってきました。
勝山市の隣、大野市の駅前で美味しいと評判のラーメン屋さんで塩ラーメンととんこつ醤油のつけめんで腹ごしらえ後、恐竜博物館へ。シルバーウィーク後とはいえ、かなり混んでいました。
先ずはディキノドンがお出迎え。

三畳紀のアジア産爬虫類達。

魚竜のミクソサウルス

マクロクネムス。原竜類という仲間らしいが、良くわからん。
模式種はノプシャ伯爵が命名したとのこと。

ノトサウルス。中国産だけでも3種くらいいるみたいで、コイツは
同定されてないのか、種小名は表示してありませんでした。
三畳紀の竜脚形類たちが続きます。
タイで発見された未命名の古竜脚類、イサノサウルスが置いてありました。

これは中国雲南省で発見されたジンシャノサウルス。2010年に福井県立恐竜博物館で開催された特別展「アジア恐竜時代の幕開け」ではルーフェンゴサウルス・マグヌスとして展示されていたものの様です。董枝明博士もジンシャノサウルスはでかいルーフェンゴサウルスだとおっしゃってましたが、最近の研究では古竜脚類ではなく、基盤的な竜脚類ではないかと言われている様です。

ヤンチュアノサウルス・ジゴンゲンシス。かつてはスゼチュアノサウルスとされていた恐竜です。名前が変わった理由は過去記事にしていますが、流石、恐竜博物館。その辺も解説があります。

プウィアンゴサウルス。15m程と、竜脚類としては小型の部類ですね。
種小名がタイの王女様に献名されたものというステキな恐竜です。

タンヴァヨサウルスの尻尾。キャストのデキが凄く良いです。ラオスで発見されたティタノサウルス形類で、
プウィアンゴサウルスよりも進歩的と考えられるそうです。こちらも体長は15m程です。
白亜紀前期の鳥脚類もちらほら。
この恐竜は、2015.12.30付けのPLOS ONEで、シリンドホルナ・コーラテンシス( Sirindhorna khoratensis )と命名されました。論文によると、ハドロサウルス上科の最も基盤的な位置にあるようです。
2016.01.19追記
福井県立恐竜博物館のHPによりますと、Sirindhorna khoratensisの日本語表記は"シリントーナ・コラーテンシス"となるそうです。どこに"t"が入っとんねん?と思いますが、人名や地名に因んで命名された場合、ラテン語読みではなく現地の発音に従うらしいので、そういうものなんでしょうね。
タイ語の発音は分かりませんが、これに従うと、プウィアンゴサウルスの種小名も"シリントーネ"あるいは"シリントーナエ"と表記すべきですかね。

昨年あたりから常設展示されてたタイ産の未命名のイグアノドン類。他にもラチャシマサウルスというイグアノドン類のアゴが展示されていましたが、こちらの全身骨格を組まれているのとは別種の可能性もあるとか。
またラオス産のイグアノドン類も展示されていましたが、タイのイグアノドン類とは背骨の神経棘が短いなどの違いがあるそうです。
メインの獣脚類は次回のレビューで紹介します。
大分涼しくなってきて、過ごしやすくなりましたので、福井県立恐竜博物館で開催中の特別展「南アジアの恐竜時代」を見に行ってきました。
勝山市の隣、大野市の駅前で美味しいと評判のラーメン屋さんで塩ラーメンととんこつ醤油のつけめんで腹ごしらえ後、恐竜博物館へ。シルバーウィーク後とはいえ、かなり混んでいました。
先ずはディキノドンがお出迎え。

三畳紀のアジア産爬虫類達。

魚竜のミクソサウルス

マクロクネムス。原竜類という仲間らしいが、良くわからん。
模式種はノプシャ伯爵が命名したとのこと。

ノトサウルス。中国産だけでも3種くらいいるみたいで、コイツは
同定されてないのか、種小名は表示してありませんでした。
三畳紀の竜脚形類たちが続きます。
タイで発見された未命名の古竜脚類、イサノサウルスが置いてありました。

これは中国雲南省で発見されたジンシャノサウルス。2010年に福井県立恐竜博物館で開催された特別展「アジア恐竜時代の幕開け」ではルーフェンゴサウルス・マグヌスとして展示されていたものの様です。董枝明博士もジンシャノサウルスはでかいルーフェンゴサウルスだとおっしゃってましたが、最近の研究では古竜脚類ではなく、基盤的な竜脚類ではないかと言われている様です。

ヤンチュアノサウルス・ジゴンゲンシス。かつてはスゼチュアノサウルスとされていた恐竜です。名前が変わった理由は過去記事にしていますが、流石、恐竜博物館。その辺も解説があります。

プウィアンゴサウルス。15m程と、竜脚類としては小型の部類ですね。
種小名がタイの王女様に献名されたものというステキな恐竜です。

タンヴァヨサウルスの尻尾。キャストのデキが凄く良いです。ラオスで発見されたティタノサウルス形類で、
プウィアンゴサウルスよりも進歩的と考えられるそうです。こちらも体長は15m程です。
白亜紀前期の鳥脚類もちらほら。
この恐竜は、2015.12.30付けのPLOS ONEで、シリンドホルナ・コーラテンシス( Sirindhorna khoratensis )と命名されました。論文によると、ハドロサウルス上科の最も基盤的な位置にあるようです。
2016.01.19追記
福井県立恐竜博物館のHPによりますと、Sirindhorna khoratensisの日本語表記は"シリントーナ・コラーテンシス"となるそうです。どこに"t"が入っとんねん?と思いますが、人名や地名に因んで命名された場合、ラテン語読みではなく現地の発音に従うらしいので、そういうものなんでしょうね。
タイ語の発音は分かりませんが、これに従うと、プウィアンゴサウルスの種小名も"シリントーネ"あるいは"シリントーナエ"と表記すべきですかね。

昨年あたりから常設展示されてたタイ産の未命名のイグアノドン類。他にもラチャシマサウルスというイグアノドン類のアゴが展示されていましたが、こちらの全身骨格を組まれているのとは別種の可能性もあるとか。
またラオス産のイグアノドン類も展示されていましたが、タイのイグアノドン類とは背骨の神経棘が短いなどの違いがあるそうです。
メインの獣脚類は次回のレビューで紹介します。
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