幻獣の名を冠する恐竜シリーズ19 サウロポセイドン(2)_元ネタ
- 2015/12/03
- 09:53
サウロポセイドンの元ネタについて。
サウロポセイドンは、ギリシャ神話の海の神、ポセイドンに因んで命名されましたが、これはポセイドンが海を支配するだけではなく、【地震】の神でもある事に由来しています。なので、サウロポセイドンは「爬虫類の地震の神」といった様な意味で、セイスモサウルスと大体同じ意味ですね。
ポセイドンは元々はペラスゴイ人に崇拝された大地を支配する神であった様で、海の女神アムピトリーテーを妻に迎える事で大地と海を支配する神性となった様です。
さて、ポセイドンはギリシャ神話における第3世代の神々であるオリュンポス12神の1柱で、ハーデスの弟、ゼウスの兄に当たります。この3柱の神だと、ゼウスが最高神であり、長兄の様に思えますが、違う様です。ハーデスは冥界を、ポセイドンは海を、ゼウスは天空を支配領域としていますが、誰がどこを治めるかはくじ引きで決めたとか。
ポセイドンというと、三又の戟トリアイナ(英語ではトライデント)が象徴的ですが、これはサイクロプス(キュクロプス)がタルタロスから出してくれたお礼に送った武具だそうで(ゼウスには雷を、ハーデスには被ると透明になる兜を送った)、ポセイドンはこの戟で嵐や津波を起こすのだそうです。怒り狂うと強大な地震を起こし、大陸をも沈める程、強力な神であるとされます。
一説には、伝説のアトランティス大陸を支配していたとされ、大陸を一夜にして海中に引きずり込んだのもまたポセイドンであるとされます。
ポセイドンは馬との結びつきが強く、競馬の神とも言われるそうです。また、ポセイドンを象徴する聖獣は馬であると言います。これは、ポセイドンが元々はインド・ヨーロッパ語族がギリシャに持ち込んだ神であり、彼らが馬をギリシャにもたらした為であると考えられている様です。

藤田和日郎先生リスペクト。
この様にポセイドンは海の神として有名なので、その名を冠した海に関する作品が沢山ありますね。特に有名なのは「ポセイドン・アドベンチャー」でしょうか。子供の頃に見た記憶がうっすらありますが、2006年に「ポセイドン」というタイトルでリメイクされている様です。
そんなこんなでポセイドンについて調べていたら、とんでもないB級パニック映画を発見してしまいました。
タイトルは「ポセイドン・レックス」!!
ん?
んん?
レックス??
えーとですね、私は見てないんですけど、内容としては、海に眠っていた恐竜ポセイドン・レックスが目覚めて暴れまわるという、これ以上ないB級映画なんですって。
そのレックスがですね、どう見てもただのティラノサウルスなんですよ。申し訳程度に背びれ、尾びれが付いてますが、水中に適応した恐竜のはずなのに2足歩行で、地上をガンガン走り回るとかモウネ…
せめてモンハンのガノトトスくらい水中に適応した姿にしてもバチは当たらないと思う。
興味のある方はググってみて下さい。恐竜好きなら脱力すること間違いなしです。
つべのリンク貼っておきますね。
参考文献:「ギリシア神話 神々と英雄に出会う」西村賀子著 中央新書、「世界神話辞典 世界の神々の誕生」大林太良、伊藤清司、古田敦彦、松村一男 編 角川ソフィア文庫、Wikipedia「ポセイドン」
サウロポセイドンは、ギリシャ神話の海の神、ポセイドンに因んで命名されましたが、これはポセイドンが海を支配するだけではなく、【地震】の神でもある事に由来しています。なので、サウロポセイドンは「爬虫類の地震の神」といった様な意味で、セイスモサウルスと大体同じ意味ですね。
ポセイドンは元々はペラスゴイ人に崇拝された大地を支配する神であった様で、海の女神アムピトリーテーを妻に迎える事で大地と海を支配する神性となった様です。
さて、ポセイドンはギリシャ神話における第3世代の神々であるオリュンポス12神の1柱で、ハーデスの弟、ゼウスの兄に当たります。この3柱の神だと、ゼウスが最高神であり、長兄の様に思えますが、違う様です。ハーデスは冥界を、ポセイドンは海を、ゼウスは天空を支配領域としていますが、誰がどこを治めるかはくじ引きで決めたとか。
ポセイドンというと、三又の戟トリアイナ(英語ではトライデント)が象徴的ですが、これはサイクロプス(キュクロプス)がタルタロスから出してくれたお礼に送った武具だそうで(ゼウスには雷を、ハーデスには被ると透明になる兜を送った)、ポセイドンはこの戟で嵐や津波を起こすのだそうです。怒り狂うと強大な地震を起こし、大陸をも沈める程、強力な神であるとされます。
一説には、伝説のアトランティス大陸を支配していたとされ、大陸を一夜にして海中に引きずり込んだのもまたポセイドンであるとされます。
ポセイドンは馬との結びつきが強く、競馬の神とも言われるそうです。また、ポセイドンを象徴する聖獣は馬であると言います。これは、ポセイドンが元々はインド・ヨーロッパ語族がギリシャに持ち込んだ神であり、彼らが馬をギリシャにもたらした為であると考えられている様です。

藤田和日郎先生リスペクト。
この様にポセイドンは海の神として有名なので、その名を冠した海に関する作品が沢山ありますね。特に有名なのは「ポセイドン・アドベンチャー」でしょうか。子供の頃に見た記憶がうっすらありますが、2006年に「ポセイドン」というタイトルでリメイクされている様です。
そんなこんなでポセイドンについて調べていたら、とんでもないB級パニック映画を発見してしまいました。
タイトルは「ポセイドン・レックス」!!
ん?
んん?
レックス??
えーとですね、私は見てないんですけど、内容としては、海に眠っていた恐竜ポセイドン・レックスが目覚めて暴れまわるという、これ以上ないB級映画なんですって。
そのレックスがですね、どう見てもただのティラノサウルスなんですよ。申し訳程度に背びれ、尾びれが付いてますが、水中に適応した恐竜のはずなのに2足歩行で、地上をガンガン走り回るとかモウネ…
せめてモンハンのガノトトスくらい水中に適応した姿にしてもバチは当たらないと思う。
興味のある方はググってみて下さい。恐竜好きなら脱力すること間違いなしです。
つべのリンク貼っておきますね。
参考文献:「ギリシア神話 神々と英雄に出会う」西村賀子著 中央新書、「世界神話辞典 世界の神々の誕生」大林太良、伊藤清司、古田敦彦、松村一男 編 角川ソフィア文庫、Wikipedia「ポセイドン」
スポンサーサイト