時間がないからキャオワンロング
- 2016/02/20
- 00:03
ネタを仕込んでるヒマがないので、昔描いた自分でも気に入っている絵を貼って誤魔化そうのコーナー。

中生代にも当然雨が降る日もあった事でしょう。
これはキャオワンロング・カンシイ(Qiaowanlong kangxii )という中国甘粛省酒泉(ジュウチュェンと読むらしい)区で発見された竜脚類です。発見された地層は新民堡層群(Xinminpu Group)というところで、白亜紀前期アプト期~オーブ期に生息していたとされます。
名前は甘粛省敦煌にある橋湾古城という清代の城跡に"竜"でキャオワンロング(あるいは中国語の発音だとチァオワンロング?)だそうで、種小名は清の4代皇帝「康熙(こうき)」に因んで命名されました。
体長約18m、体重10t程と推測されているそうですが、あまり大きな恐竜ではない様ですね。
発見当初は頸椎の神経棘の切れ込みが深い点でブラキオサウルス_Brachiosaurusと似ていること、頸椎の頭側のcentrodiapophyseal lamina(?)が欠如しているのがサウロポセイドン_Sauroposeidonと共通している事から、アジア初の確実なブラキオサウルス科として記載されましたが、後の研究ではエウヘロプス_Euhelopusやエルケツ_Erketuに近縁なティタノサウルス形類とされています。

2011年に名古屋で開催された「黄河大恐竜展」で展示されたキャオワンロングの全身骨格です。
頭部がまるっきりブラキオサウルスになってますが、実際はもっとエウヘロプスっぽい感じだったかもしれませんね。
参考文献:「黄河大恐竜展~中国・甘粛省大恐竜群の新発見~」図録

中生代にも当然雨が降る日もあった事でしょう。
これはキャオワンロング・カンシイ(Qiaowanlong kangxii )という中国甘粛省酒泉(ジュウチュェンと読むらしい)区で発見された竜脚類です。発見された地層は新民堡層群(Xinminpu Group)というところで、白亜紀前期アプト期~オーブ期に生息していたとされます。
名前は甘粛省敦煌にある橋湾古城という清代の城跡に"竜"でキャオワンロング(あるいは中国語の発音だとチァオワンロング?)だそうで、種小名は清の4代皇帝「康熙(こうき)」に因んで命名されました。
体長約18m、体重10t程と推測されているそうですが、あまり大きな恐竜ではない様ですね。
発見当初は頸椎の神経棘の切れ込みが深い点でブラキオサウルス_Brachiosaurusと似ていること、頸椎の頭側のcentrodiapophyseal lamina(?)が欠如しているのがサウロポセイドン_Sauroposeidonと共通している事から、アジア初の確実なブラキオサウルス科として記載されましたが、後の研究ではエウヘロプス_Euhelopusやエルケツ_Erketuに近縁なティタノサウルス形類とされています。

2011年に名古屋で開催された「黄河大恐竜展」で展示されたキャオワンロングの全身骨格です。
頭部がまるっきりブラキオサウルスになってますが、実際はもっとエウヘロプスっぽい感じだったかもしれませんね。
参考文献:「黄河大恐竜展~中国・甘粛省大恐竜群の新発見~」図録
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