『新･恐竜学 ～鳥になった恐竜の脳科学～』 感想2

続きです。

鳥類に繋がる系統である獣脚類について。
獣脚類は、他の恐竜の系統よりも脳が発達しています。現生生物でも、捕食者の方が脳が発達しているそうです。
これは、獲物を行動を上回らなければならない為だとか。

目ぼしいトコロを。

ユタラプトル（ Utahraptor ostrommaysorum ）！！

中々お目にかかれないレアなブツ。ジュラシックパークのヴェロキラプトルとほぼ同じ位のサイズ。
コイツと闘う気にはなれませんね。勝てる気がしない(;´Д｀)

アウカサウルス（ Aucasaurus garridoi ）。

今回展示されていた獣脚類の全身骨格の中では一番大きいのかな。

シノヴェナトル（ Sinovenator changii ）の3D標本！！
始めて見ました。トロオドン類の組み立て骨格はレアですよね。

トロオドン類の中では原始的な種なので、恥骨が後向きです。
下顎の前方の歯が密に並んでいるところなどはトロオドン類の特徴だとか。

フクイヴェナトル（ Fukuivenator paradoxus ）。

さんざん既出ですけども、ドロマエオサウルス科じゃなかったのか。
日本で発見された恐竜の中では、最も完全な標本の様です。

その他、シノサウロプテリクスやカウディプテリクス等の羽毛を具えた恐竜、鳥類の化石、現生鳥類の標本等が展示されております。ドロマエオサウルス科やトロオドン科のエンドキャストの再現もあります。彼らの中には、鳥類よりも大きな脳を持つものがいるそうです。

その他では、カラスの脳が良く分かる透明に作られた頭骨がスゴい。
カラスが頭良いってのが一瞬で理解できるくらい、脳が大きいです。一説には霊長類を超える程の能力を持っているとされるカラス。彼らの存在を見ていると、もし恐竜が絶滅しなかったら。。。というifを想像せずにはいられません。