幻獣の名を冠する恐竜シリーズ21 ブラキトラケロパン(2)_元ネタ
- 2016/11/13
- 08:59
ブラキトラケロパンの名前の元ネタとなったパン(パーン Πάν, Pān)について解説してみようと思います。

無意味にシブい感じに。
パンの出自については諸説あるそうですが、一説によれば父親はゼウスともヘルメスとも言われ、オリュンポスの神に連なる存在なのだと言います。
母は精霊ニンフとされますが、パンを出産した際に、2本の角を生やし下半身が山羊の姿であった事に驚き、幼い彼を残して逃げてしまったと言います。ヘルメスはパンをオリュンポス山へ連れて行くと、神々は皆喜んだとされ(中でも酒の神デュオニソスが一番喜んだとか。酔ってた?)、「全ての神々を喜ばす者」という事で"パン"の名をもらったそうです。
ギリシャ語で"パン"とは「全て」という意味だそうです。全ての大陸が1つにまとまっていた頃は"パンゲア"と言いますし、基盤的な竜脚形類であるパンファギアの名前の意味は「全てを食べる者」だそうです。
また、英語の"パニック"の語源でもあります。パンは人気のない所で恐慌状況に陥る事があったそうで、これが要因の様です。パンのエピソードで有名なのが、山羊座の元ネタになった話です。酒の神デュオニソスが宴を催した時、ギリシャ神話最強の怪物テュポーンが現れ、恐怖した神々は一斉に逃げ出しました。混乱したパンは、上半身は山羊に(走って逃げる為)、下半身は魚(泳いで逃げる為)に変身します。この姿を大神ゼウスが面白がり空に上げて山羊座になったと言います。また、この姿から山羊は高山、魚は深海を表し、この事から名前が「全て」=パンになったという説もある様です。
パンは好色な事でも知られています。月の女神アルテミスの侍女であるニンフ、シュリンクスをナンパしようとしたところ、パンを嫌がってシュリンクスは逃げ出してしまいます。パンはシュリンクスを追いかけ川辺まで追い詰めました。シュリンクスは葦に変化してしまいます。風に吹かれ葦が悲しげな音を奏でた為、パンは葦を切り取って笛を造りました。このエピソードから、パンのアイテムと言えば笛という事になっています。
笛を携えている事からパンは音楽の神とも言われます。同じく竪琴の名手である太陽神アポロンと音楽で勝負した事もありますが、音楽性が田舎っぽかった事でアポロンに負けてしまったそうです。

無意味にシブい感じに。
パンの出自については諸説あるそうですが、一説によれば父親はゼウスともヘルメスとも言われ、オリュンポスの神に連なる存在なのだと言います。
母は精霊ニンフとされますが、パンを出産した際に、2本の角を生やし下半身が山羊の姿であった事に驚き、幼い彼を残して逃げてしまったと言います。ヘルメスはパンをオリュンポス山へ連れて行くと、神々は皆喜んだとされ(中でも酒の神デュオニソスが一番喜んだとか。酔ってた?)、「全ての神々を喜ばす者」という事で"パン"の名をもらったそうです。
ギリシャ語で"パン"とは「全て」という意味だそうです。全ての大陸が1つにまとまっていた頃は"パンゲア"と言いますし、基盤的な竜脚形類であるパンファギアの名前の意味は「全てを食べる者」だそうです。
また、英語の"パニック"の語源でもあります。パンは人気のない所で恐慌状況に陥る事があったそうで、これが要因の様です。パンのエピソードで有名なのが、山羊座の元ネタになった話です。酒の神デュオニソスが宴を催した時、ギリシャ神話最強の怪物テュポーンが現れ、恐怖した神々は一斉に逃げ出しました。混乱したパンは、上半身は山羊に(走って逃げる為)、下半身は魚(泳いで逃げる為)に変身します。この姿を大神ゼウスが面白がり空に上げて山羊座になったと言います。また、この姿から山羊は高山、魚は深海を表し、この事から名前が「全て」=パンになったという説もある様です。
パンは好色な事でも知られています。月の女神アルテミスの侍女であるニンフ、シュリンクスをナンパしようとしたところ、パンを嫌がってシュリンクスは逃げ出してしまいます。パンはシュリンクスを追いかけ川辺まで追い詰めました。シュリンクスは葦に変化してしまいます。風に吹かれ葦が悲しげな音を奏でた為、パンは葦を切り取って笛を造りました。このエピソードから、パンのアイテムと言えば笛という事になっています。
笛を携えている事からパンは音楽の神とも言われます。同じく竪琴の名手である太陽神アポロンと音楽で勝負した事もありますが、音楽性が田舎っぽかった事でアポロンに負けてしまったそうです。
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