シノサウルス
- 2016/12/24
- 23:43
昔描いた絵で更新をゴニョゴニョする企画2回目。

すっごい昔に水彩で描いた絵です。
描いたのはシノサウルス・トリアシクス( Sinosaurus triassicus )。
この恐竜は1987年に中国雲南省昆明市で、後にユンナノサウルスと命名される基盤竜脚形類と一緒に発見されました。頭部に2枚のトサカがあった事から、アメリカで発見されていたディロフォサウルス( Dilophosaurus wetherilli )と同属とされ、最初はディロフォサウルス・シネンシス( Dilophosaurus sinensis )と命名された経緯があります。
1990年には禄豊県でより状態の良い全身骨格が発見されました。アメリカのディロフォサウルスとはトサカの形状や頭骨の開口部の数・大きさに相違があるそうです。
※うろ覚えですが、最初は非公式でクンミンゴサウルスとされていたとどっかで読んだ記憶が。そんで、クンミゴサウルスの名は、いつのまにか原始的な竜脚類に割り当てられてたとか。
後の2014年にフィリップ・カリー博士らの研究により、1948年に楊鐘健博士がシノサウルス・トリアシクスと命名していた恐竜と同じものである事が分かり、ディロフォサウルス・シネンシスの名が廃止されシノサウルス・トリアシクスに統一されました。

福井県立恐竜博物館で展示されているシノサウルス。流石は恐竜博物館、昔はディロフォサウルス・シネンシスと説明されていましたが、学説の更新に従って今ではシノサウルスと説明されています。
シノサウルスは体長約5mと中型の捕食者で、当時の植物食恐竜たちからは恐れられていた事でしょう。分類的にはディロフォサウルスやクリオロフォサウルスと共にコエロフィシスの仲間とされる場合や、あるいは基盤的テタヌラとされる場合、またはシノサウルスのみ基盤的テタヌラで、ディロフォサウルスとクリオロフォサウルスはコエロフィシス類である等、色々と議論があるそうです。
参考文献:「アジア恐竜時代の幕開け ―巨大恐竜の進化―」図録、「驚異の大恐竜博 起源と進化~恐竜を科学する」図録

すっごい昔に水彩で描いた絵です。
描いたのはシノサウルス・トリアシクス( Sinosaurus triassicus )。
この恐竜は1987年に中国雲南省昆明市で、後にユンナノサウルスと命名される基盤竜脚形類と一緒に発見されました。頭部に2枚のトサカがあった事から、アメリカで発見されていたディロフォサウルス( Dilophosaurus wetherilli )と同属とされ、最初はディロフォサウルス・シネンシス( Dilophosaurus sinensis )と命名された経緯があります。
1990年には禄豊県でより状態の良い全身骨格が発見されました。アメリカのディロフォサウルスとはトサカの形状や頭骨の開口部の数・大きさに相違があるそうです。
※うろ覚えですが、最初は非公式でクンミンゴサウルスとされていたとどっかで読んだ記憶が。そんで、クンミゴサウルスの名は、いつのまにか原始的な竜脚類に割り当てられてたとか。
後の2014年にフィリップ・カリー博士らの研究により、1948年に楊鐘健博士がシノサウルス・トリアシクスと命名していた恐竜と同じものである事が分かり、ディロフォサウルス・シネンシスの名が廃止されシノサウルス・トリアシクスに統一されました。

福井県立恐竜博物館で展示されているシノサウルス。流石は恐竜博物館、昔はディロフォサウルス・シネンシスと説明されていましたが、学説の更新に従って今ではシノサウルスと説明されています。
シノサウルスは体長約5mと中型の捕食者で、当時の植物食恐竜たちからは恐れられていた事でしょう。分類的にはディロフォサウルスやクリオロフォサウルスと共にコエロフィシスの仲間とされる場合や、あるいは基盤的テタヌラとされる場合、またはシノサウルスのみ基盤的テタヌラで、ディロフォサウルスとクリオロフォサウルスはコエロフィシス類である等、色々と議論があるそうです。
参考文献:「アジア恐竜時代の幕開け ―巨大恐竜の進化―」図録、「驚異の大恐竜博 起源と進化~恐竜を科学する」図録
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