アルバータケラトプス_Albertaceratops nesmoi

角竜の分類に一石を投じたアルバータケラトプス（Albertaceratops nesmoi　アルベルタケラトプスとも）。
旧来、角竜の中でも明確な角を持つケラトプス科はカスモサウルス亜科とセントロサウルス亜科に分けられていました。
簡単な見分け方として、カスモサウルス亜科は目の上に長い角を持ち、セントロサウルス亜科は鼻の上に1本の角、あるいはコブを持つ、なんて言われていましたが、アルバータケラトプスは原始的なセントロサウルス亜科なのに目の上に立派な角を持っていた事から、目の上の角が亜科を分ける指標にならない事が分かっちゃったんですよね。

アルバータケラトプスは好きな角竜なので、何枚か描いています。

これは福井県立恐竜博物館に展示されている"アルバータケラトプス"。
もともとカスモサウルスの一種とされていたものです。しかし、実際にもとになっている化石はメドゥサケラトプスのものらしいんで、アルバータケラトプスではないかもしれません。