ダスプレトサウルスの新種

　以前からダスプレトサウルスの一種とされていたツーメディシン累層（Two Medicine Formation）の標本がようやく記載されたそうです。ナショジオで紹介されてます。
　記事ではティラノサウルス類の頭部の新しい復元についてがメインなのですが、それによるとティラノサウルス類の頭部は現生のワニにかなり似ていた可能性があったそうで、ワニの様に大きなウロコで覆われていたかも、という事です。

　過去にダスプレトサウルスの記事を書いた時にもちょっと触れてますが、1992年に発見されてから20年以上も未記載のままだったようですね。


これが当該の標本。出典はWikipedia「Daspletosaurus」より。
素晴らしい保存状態ですね～。

　記載者はカーセッジ大学のトーマス・カー博士で、ロッキー博物館に行った際、ホーナー博士に「記載してもいい？」って聞いたらOKだったとか。
　そんでもって付けられた名前がダスプレトサウルス・ホルネリ（ Daspletosaurus horneri ）だそうです。英語版のWikipedia「ダスプレトサウルス」では既に記事が更新されてますが、何という手際でしょう。