化石動物園
- 2018/09/16
- 22:35
もう既に会期も終了していますが、群馬県立自然史博物館で開催された「化石動物園」に行ってきました。
化石となってしまった哺乳類たちを集めた特別展です。
哺乳類の祖先である盤竜類から現生の哺乳類に至るまでを追いながら、様々な動物たちが紹介されていました。
↓ディメトロドン・リンバトゥス_Dimetrodon limbatus

盤竜類としては、恐らく最も有名なディメトロドン。元祖帆かけ古生物ですね。この帆があったおかげで、素早く体温を上げ、活発に活動したのではないかと言います。哺乳類の祖先とは思えないですが、歯の形状が2種類に分化してきている事が哺乳類との共通点とされます。
↓コティロリンクス・ロメリ_Cotylorhynchus romeri

盤竜類の中でも植物食に進化したカセア類に属するコティロリンクス。大きなものは6mにも達したそうです。でっぷりとした腹部は植物を消化するための長い消化器官が詰まっていたのでは、と言います。しかし、体の大きさに対して驚くほどに頭が小さいですね。
その他、盤竜類よりも真正の哺乳類に近い獣弓類も展示されていました。
↓ゴルゴノプス類の一種_Gorgonopsidae

巨大な犬歯がカッコいいゴルゴノプス類。その姿も描いてみたいところですが、例えば鼻が爬虫類的だったのか、哺乳類的だったのか。難しいですね。
↓バウリア・キノプス_Bauria cynops

口腔と鼻腔を仕切る2次口蓋が発達してきている点で哺乳類に一歩近付いてきている動物ですね。
↓リストロサウルス・ゲオルギ_Lystrosaurus georgi

とても不思議な顔をしている生き物です。2本の犬歯以外の歯はなくなり、クチバシで植物を裁断した様です。世界中から化石が発見されていて、大陸移動説の論拠の1つにもなったとか。
↓プロバイノグナトゥス・ジェンセニ_Probainognathus jenseni

哺乳類に最も近い獣弓類の仲間、キノドン類の1種。キノドン類では、既に体毛を持ち、2次口蓋も持ち、さらに横隔膜を発達させて腹式呼吸をしていたとされます。生きていた当時の姿を見ても、哺乳類との区別はあんまりつかなかったかもしれませんね。
思ったより長くなってきたので、ここら辺で一旦切ります。
化石となってしまった哺乳類たちを集めた特別展です。
哺乳類の祖先である盤竜類から現生の哺乳類に至るまでを追いながら、様々な動物たちが紹介されていました。
↓ディメトロドン・リンバトゥス_Dimetrodon limbatus

盤竜類としては、恐らく最も有名なディメトロドン。元祖帆かけ古生物ですね。この帆があったおかげで、素早く体温を上げ、活発に活動したのではないかと言います。哺乳類の祖先とは思えないですが、歯の形状が2種類に分化してきている事が哺乳類との共通点とされます。
↓コティロリンクス・ロメリ_Cotylorhynchus romeri

盤竜類の中でも植物食に進化したカセア類に属するコティロリンクス。大きなものは6mにも達したそうです。でっぷりとした腹部は植物を消化するための長い消化器官が詰まっていたのでは、と言います。しかし、体の大きさに対して驚くほどに頭が小さいですね。
その他、盤竜類よりも真正の哺乳類に近い獣弓類も展示されていました。
↓ゴルゴノプス類の一種_Gorgonopsidae

巨大な犬歯がカッコいいゴルゴノプス類。その姿も描いてみたいところですが、例えば鼻が爬虫類的だったのか、哺乳類的だったのか。難しいですね。
↓バウリア・キノプス_Bauria cynops

口腔と鼻腔を仕切る2次口蓋が発達してきている点で哺乳類に一歩近付いてきている動物ですね。
↓リストロサウルス・ゲオルギ_Lystrosaurus georgi

とても不思議な顔をしている生き物です。2本の犬歯以外の歯はなくなり、クチバシで植物を裁断した様です。世界中から化石が発見されていて、大陸移動説の論拠の1つにもなったとか。
↓プロバイノグナトゥス・ジェンセニ_Probainognathus jenseni

哺乳類に最も近い獣弓類の仲間、キノドン類の1種。キノドン類では、既に体毛を持ち、2次口蓋も持ち、さらに横隔膜を発達させて腹式呼吸をしていたとされます。生きていた当時の姿を見ても、哺乳類との区別はあんまりつかなかったかもしれませんね。
思ったより長くなってきたので、ここら辺で一旦切ります。
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