恐竜博2019_その2
- 2019/07/15
- 23:10
第2幕は、『ベールを脱いだ謎の恐竜』。
今回の恐竜博の目玉、デイノケイルス・ミリフィクス_Deinocheirus mirificus
1965年にモンゴルからポーランド・モンゴル合同発掘隊が発見した巨大な腕。その後、約50年も全体像が謎に包まれていた恐竜です。テリジノサウルスとは違って、腕の特徴からダチョウ恐竜の仲間であろうことは昔から考えられていましたが、実際に全身が発見されると、あまりにダチョウ恐竜の仲間から逸脱した姿にファンが騒然となりましたね。
↓デイノケイルスの頭骨。

何だコレは、たまげたなぁ・・・となった頭骨。口先がハドロサウルス類の様に広がってたのがビックリしました。

全身です。体長約11mと、かなり大きいです。私のカメラでは全身が入り切りませんでした。背中の帆は不思議ですね。体温調節の為のラジエーターなのか、筋肉の付着部分なのか。個人的には腱で背中を固定する為の物ではないかと思います。そうする事で無駄な筋肉を落として体重を軽くできるかなーと。

下から見たところ。異様にして威容ともいうべき姿に感服至極です。
デイノケイルスを囲む様に同時代の動物達が展示されていました。
↓タルボサウルス・バタール_Tarbosaurus bataar

このタルボは昔科博で常設展示されていたものを組み直したものですか。たしかPIN551-2という標本が元になっているとか。
デイノケイルスの肋骨にはタルボの歯型が残っていたと言いますので、デイノケイルスの天敵だった事でしょう。
↓アンセリミムス・プラニニクス_Anserimimus planinychus

割とマイナーなダチョウ恐竜。唯一ホロタイプのこの標本のみが知られているそうです。展示されてるのは実物だそうで。とは言え頭骨は殆ど見つかってないらしいんでアーティファクトですね。前脚の爪が上下に平たいのが特徴だそうです。雁もどき、あるいはガチョウもどきの意。
その他には未命名のテリジノサウルス類等もありました。
そしてコーナーが変わって、凄まじい保存状態のオヴィラプトル類。羽毛の痕が残ったオルニトミムス類の幼体もあったんですが、どこが羽毛の痕跡なのかまったく分からず。
↓カーン・マッケンナイ_Khaan mckennai

"カーン"はチンギス・ハーンのハーンと同じで「大王」の意だそうです。この2体は隣り合う様に化石になっていた事から、『ロミオとジュリエット』という愛称を付けられたそうで、オスとメスだと考えられているそうです。2体の血道弓の形状に差異があるそうで、それが雌雄の差ではないかと考えられるそうです。
↓未命名のオヴィラプトル類

何と言う保存状態か。オヴィラプトル類の頭骨は1つ1つの骨がめっちゃ細いんですが、良くここまでキレイに残っているものだと溜息がでますね。この恐竜はまだ名前が付いていないそうですが、指が2本に減っているそうです。
2本指はティラノサウルスの仲間の特徴ですが、オヴィラプトロサウルス類でもカウディプテリクスやこの標本等の様に幾つか見られる様です。あと、展示されていた未命名のテリジノサウルス類も2本指ではないかとされていました。
次回に続く。
今回の恐竜博の目玉、デイノケイルス・ミリフィクス_Deinocheirus mirificus
1965年にモンゴルからポーランド・モンゴル合同発掘隊が発見した巨大な腕。その後、約50年も全体像が謎に包まれていた恐竜です。テリジノサウルスとは違って、腕の特徴からダチョウ恐竜の仲間であろうことは昔から考えられていましたが、実際に全身が発見されると、あまりにダチョウ恐竜の仲間から逸脱した姿にファンが騒然となりましたね。
↓デイノケイルスの頭骨。

何だコレは、たまげたなぁ・・・となった頭骨。口先がハドロサウルス類の様に広がってたのがビックリしました。

全身です。体長約11mと、かなり大きいです。私のカメラでは全身が入り切りませんでした。背中の帆は不思議ですね。体温調節の為のラジエーターなのか、筋肉の付着部分なのか。個人的には腱で背中を固定する為の物ではないかと思います。そうする事で無駄な筋肉を落として体重を軽くできるかなーと。

下から見たところ。異様にして威容ともいうべき姿に感服至極です。
デイノケイルスを囲む様に同時代の動物達が展示されていました。
↓タルボサウルス・バタール_Tarbosaurus bataar

このタルボは昔科博で常設展示されていたものを組み直したものですか。たしかPIN551-2という標本が元になっているとか。
デイノケイルスの肋骨にはタルボの歯型が残っていたと言いますので、デイノケイルスの天敵だった事でしょう。
↓アンセリミムス・プラニニクス_Anserimimus planinychus

割とマイナーなダチョウ恐竜。唯一ホロタイプのこの標本のみが知られているそうです。展示されてるのは実物だそうで。とは言え頭骨は殆ど見つかってないらしいんでアーティファクトですね。前脚の爪が上下に平たいのが特徴だそうです。雁もどき、あるいはガチョウもどきの意。
その他には未命名のテリジノサウルス類等もありました。
そしてコーナーが変わって、凄まじい保存状態のオヴィラプトル類。羽毛の痕が残ったオルニトミムス類の幼体もあったんですが、どこが羽毛の痕跡なのかまったく分からず。
↓カーン・マッケンナイ_Khaan mckennai

"カーン"はチンギス・ハーンのハーンと同じで「大王」の意だそうです。この2体は隣り合う様に化石になっていた事から、『ロミオとジュリエット』という愛称を付けられたそうで、オスとメスだと考えられているそうです。2体の血道弓の形状に差異があるそうで、それが雌雄の差ではないかと考えられるそうです。
↓未命名のオヴィラプトル類

何と言う保存状態か。オヴィラプトル類の頭骨は1つ1つの骨がめっちゃ細いんですが、良くここまでキレイに残っているものだと溜息がでますね。この恐竜はまだ名前が付いていないそうですが、指が2本に減っているそうです。
2本指はティラノサウルスの仲間の特徴ですが、オヴィラプトロサウルス類でもカウディプテリクスやこの標本等の様に幾つか見られる様です。あと、展示されていた未命名のテリジノサウルス類も2本指ではないかとされていました。
次回に続く。
スポンサーサイト