恐竜の脳力_感想3

『恐竜の脳力』展の感想も今回で最後。獣脚類および鳥類のコーナー。

↓ネオヴェナトル･サレリィ_Neovenator salerii

昨年の獣脚類展で日本初公開になってから、かなりのハイペースで展示されるネオヴェナトル様。

↓ティラノサウルス･レックス_Tyrannosaurus rex

お馴染みのスタン君のスカル。コエルロサウルス類に属するだけあって、アロサウロイドよりも脳が発達していた様です。

↓コンコラプトル･グラキリス_Conchoraptor gracilis

コンコラプトルはオヴィラプトル類ですが、彼らの脳は鳥類に似ていたと言います。卵を温めたり、行動も鳥っぽくなってきてますからね。ただ、脳の形状が鳥に似ているのは収斂だそうです。

この他、未記載のオヴィラプトル類、トロオドン類、ドロマエオサウルス類等も展示されていたんですが、プロジェクションマッピングとの組み合わせで展示されていた為、まともな写真が1枚もありませんので、割愛します。


最後は鳥類コーナー。
↓モアの1種_Dinornithidae gen. et sp.indet

次に展示されているダチョウやエミューと比べて、メチャクチャいかつい！
脚部なんて、殆ど非鳥類獣脚類レベルじゃないですかやだー
この脚で蹴られたら｡｡｡と思うと、背中が寒くなりますね(;・∀・)

↓ダチョウ_Struthio camelus

見よ、この美脚！モアとは比べ物になりませんね！
見るからに高速で疾走できそうなスタイルです。

↓パレオスフェニスクス sp._Paleospheniscus sp.

450万年前にペルーに生息していた原始的なペンギンだそうです。奥で項垂れてるのはマゼランペンギン。
生きてるペンギンは愛らしいですが、一皮むくと、まるで怪物の様な骨格なのがタマラン！


最後はフクイヴェナトルで〆です。
↓フクイヴェナトル･パラドクサス_Fukuivenator paradoxus


日本で発見された恐竜化石の中でも屈指の完全度を誇るフクイヴェナトルですが、残念ながら脳函は残っていなかったそうですが、三半規管や蝸牛管は再現できたそうで、それの研究によると、バランス感覚に優れ素早く動けたと推測されるそうです。
そういえば、フクイヴェナトルのガラス製頭骨キャストが売店で10万で売ってました。完全受注生産だそうですが、欲しい方はいかがでしょうか？


では、また。