幻獣の名を冠する恐竜シリーズ9 シアッツ(1)
- 2015/04/11
- 03:29
シアッツ・ミーケロルム( Siats meekerorum )は、ノースカロライナ州立大学のリンジー・ザノ博士により、2008年にユタ州東部に位置するエメリー郡のシーダーマウンテン累層で発見された肉食恐竜で、体長9m、体重2.5tと見積もられています。2013年にザノ博士、フィールド博物館のピーター・マコビッキー博士によって記載されました。ザノ博士によれば、発見された個体はまだ亜成体で、成長しきれば12m、4tくらいまでになったのではないかと推測しているようです。

シアッツが発掘されたシーダーマウンテン累層は、ユタラプトルやガストニアといった比較的有名どころの白亜紀前期の恐竜が発見される地層です。その中でも幾つかに分かれていて、シアッツが発見されたのは最も遅いMussentuchit Memberという地層だそうで、同じ層からはデイノニクスと思しい化石等が出ているようです。時代としては、白亜紀前期と後期の境目、オーブ期とセノマン期の間位でおおよそ9800万年前位の様です。
発見された化石(ホロタイプ FMNH PR 2716)は断片的で、背骨、骨盤の一部、脛の骨、足指の一部、尾椎等ですが、脊椎や尾椎の細かな特徴からネオヴェナトル科とされました(この細かな特徴と言うのが、あんまりにも専門的すぎて、Google翻訳では全く意味が分からないレベル)。
ネオヴェナトルというのは、イギリスのワイト島から発見された白亜紀前期の肉食恐竜で、当初はアロサウルス科とされましたが、後の系統解析でカルカロドントサウルス科に近縁とされた恐竜です。その後、メガラプトルやエアロステオン、フクイラプトル等と一緒にネオヴェナトル科として纏められました。ここでの根拠となっているのは背骨の細かい特徴で、やっぱり難し過ぎて意味がわかんないです。また、メガラプトル類は、原始的なティラノサウルス類とされたり、やっぱり否定されたり、結構分類が混乱している状況で、よくわかりません。
ま、いずれにしても、シアッツが大きな意味でのアロサウルス類であることは間違いなさそうです。イラストは、スコット・ハートマン博士のネオヴェナトルの骨格図を参考に描いています。頭部は全く見つかっていないので、もっとゴツかった可能性もありますが、現状では何とも言えません。

シアッツが発掘されたシーダーマウンテン累層は、ユタラプトルやガストニアといった比較的有名どころの白亜紀前期の恐竜が発見される地層です。その中でも幾つかに分かれていて、シアッツが発見されたのは最も遅いMussentuchit Memberという地層だそうで、同じ層からはデイノニクスと思しい化石等が出ているようです。時代としては、白亜紀前期と後期の境目、オーブ期とセノマン期の間位でおおよそ9800万年前位の様です。
発見された化石(ホロタイプ FMNH PR 2716)は断片的で、背骨、骨盤の一部、脛の骨、足指の一部、尾椎等ですが、脊椎や尾椎の細かな特徴からネオヴェナトル科とされました(この細かな特徴と言うのが、あんまりにも専門的すぎて、Google翻訳では全く意味が分からないレベル)。
ネオヴェナトルというのは、イギリスのワイト島から発見された白亜紀前期の肉食恐竜で、当初はアロサウルス科とされましたが、後の系統解析でカルカロドントサウルス科に近縁とされた恐竜です。その後、メガラプトルやエアロステオン、フクイラプトル等と一緒にネオヴェナトル科として纏められました。ここでの根拠となっているのは背骨の細かい特徴で、やっぱり難し過ぎて意味がわかんないです。また、メガラプトル類は、原始的なティラノサウルス類とされたり、やっぱり否定されたり、結構分類が混乱している状況で、よくわかりません。
ま、いずれにしても、シアッツが大きな意味でのアロサウルス類であることは間違いなさそうです。イラストは、スコット・ハートマン博士のネオヴェナトルの骨格図を参考に描いています。頭部は全く見つかっていないので、もっとゴツかった可能性もありますが、現状では何とも言えません。
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