アロサウルス上科について(5)_アロサウルス科_アロサウルス_4
- 2015/06/06
- 13:05
3つ目の種は、アロサウルス・フラジリス以外の種の中で、現在最も有効性が高いと思われるA.ジムマドセニ種。

◆アロサウルス・ジムマドセニ(Allosaurus jimmadseni)
ユタ州にある国立恐竜記念公園のダニエル・チューレ博士によって提唱されている名前で、まだ正式に認められた種ではないそうです。種小名はアロサウルスの権威、ジェームス・マドセン博士に献名されたものです。
この種は、1990年に国立恐竜記念公園内(ワイオミング州のダナクォーリー?)で発見された化石に基づいて、チューレ博士の博士号の為の論文で記載されました。この標本DINO11541はかなり保存状態の良い化石で、前脚が生きていた当時のままの向きで残っていたり、爪の鞘(ケラチンの部分)、叉骨、副肋骨など、化石に残りにくい部位も残っていました。特に叉骨は、アロサウルスも叉骨を持っていた事の証明となりました。DINO11541が発見された時点では、叉骨を持つ獣脚類の中ではアロサウルスが最も原始的な恐竜だったそうです。
最初に体の骨が見つかりましたが、頭骨は見つかりませんでした。後の1994年に体が見つかった場所からやや離れたところで頭骨が見つかったのですが、左半分のみが残っており、右半分は失われていました。しかし、右側がなくなっていた事で、頭骨内部の構造が良く分かったといいます。
A.ジムマドセニは、頬骨が下方に湾曲せず、ほぼ真っ直ぐな事でA.フラジリス等と区別されるそうです。また、生息していた時期も異なり、A.ジムマドセニがモリソン累層の古いソルトウォッシュ部層からのみ発見されるのに対し、A.フラジリスは新しいブラッシーベイスン部層からのみ発見されるという事です。

◆アロサウルス・ジムマドセニ(Allosaurus jimmadseni)
ユタ州にある国立恐竜記念公園のダニエル・チューレ博士によって提唱されている名前で、まだ正式に認められた種ではないそうです。種小名はアロサウルスの権威、ジェームス・マドセン博士に献名されたものです。
この種は、1990年に国立恐竜記念公園内(ワイオミング州のダナクォーリー?)で発見された化石に基づいて、チューレ博士の博士号の為の論文で記載されました。この標本DINO11541はかなり保存状態の良い化石で、前脚が生きていた当時のままの向きで残っていたり、爪の鞘(ケラチンの部分)、叉骨、副肋骨など、化石に残りにくい部位も残っていました。特に叉骨は、アロサウルスも叉骨を持っていた事の証明となりました。DINO11541が発見された時点では、叉骨を持つ獣脚類の中ではアロサウルスが最も原始的な恐竜だったそうです。
最初に体の骨が見つかりましたが、頭骨は見つかりませんでした。後の1994年に体が見つかった場所からやや離れたところで頭骨が見つかったのですが、左半分のみが残っており、右半分は失われていました。しかし、右側がなくなっていた事で、頭骨内部の構造が良く分かったといいます。
A.ジムマドセニは、頬骨が下方に湾曲せず、ほぼ真っ直ぐな事でA.フラジリス等と区別されるそうです。また、生息していた時期も異なり、A.ジムマドセニがモリソン累層の古いソルトウォッシュ部層からのみ発見されるのに対し、A.フラジリスは新しいブラッシーベイスン部層からのみ発見されるという事です。
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